日本に根強く残る「利益誘導政治」のカラクリ
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
「利益誘導政治」のカラクリは、
単なる特定の議員の失言にとどまらず、
自民党政治に長年根深く存在する
利権・集票構造そのものとして示されています。
その主な仕組みは以下の4点にまとめられます。
1. 与党パイプを盾にした有権者・自治体への威圧
- 予算削減を提示した揺さぶり: 簗和生衆院議員の演説音声では、「政権与党のパイプがなくなった地域の予算はごっぽり削られる」「有権者が与党議員を不要としたなら、官僚も遠慮なく予算を削り、当選回数の多い他の議員が奪い合う」といった主張がなされました。
- 二者択一の迫り方: 「政権与党とのパイプを守るか投げ捨てるか」という選択肢を提示し、与党候補を選ばなければ地域予算が不利益を被ると暗に威圧する手法が用いられています。
2. 官僚による「忖度(そんたく)」と暗黙の了解
- 不満の伝達と自動的な予算削減: 議員が直接命令を下さなくても、「あの地域は対立候補を応援して自分への票が少なかった」などと不満を口にすることで、国土交通省などの官僚側が忖度して道路等の予算を削る暗黙の了解が存在します。
- 具体的な実害の発生: 実際に栃木3区の中川町・那珂川町では、保守分裂選挙で対立候補を支援した首長の地域の道路予算が大幅に削られ、道路拡張工事が停滞する事態
が生じました。
3. 建設業者を巻き込んだ「集票マシン」と土木政治
- 土地改良予算への還流: 民主党政権期の農家への「個別所得補償制度」に対し、自民党政権下では「土地改良事業(農業土木事業)」へ予算を重点配分する仕組みへと戻されました。
- 集票システム化: 大規模な農業土木工事によって地元の建設業者が潤い、選挙時には社員を勤務時間中に演説会場へ動員するなど、強力な「集票マシン」として機能する利権構造が維持されています。
4. 全国各地で繰り返される同様の構図
- 沖縄県知事選の事例: 野党系の玉城デニー知事時代には沖縄振興予算が2,000億円台に削減されていましたが、自民推薦の知事が誕生すると3,000億円台への上乗せが検討されるなど、見せしめと優遇の手法が明確に現れています。
- 新潟県知事選などの事例: 与党系の知事・市長であれば国からの予算がつきやすく、野党系が勝てば予算が減らされるというアピールが各地の選挙で恒常的に行われています。
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ

コメント
コメントを投稿